サウンド・オブ・ミュージック～映画

神話「サウンド・オブ・ミュージック」

新米の修道女マリア(ジュリー・アンドリュース)が、妻に先立たれたトラップ男爵(クリストファー・プラマー)の子供達のお世話をするために、修道院を離れます。しかし、生きる喜びに満ちたマリアを、子供達だけではなく男爵も心から愛するようになり、やがてマリアと男爵は結婚します。ナチスの支配が家族ののんびりとした生活を脅かすまでは、すべてがハッピーエンドに向かっているかのようでした・・・この家族向きのラブストーリーは、世界中の多くの国でクリスマスの定番映画としてテレビ放映されています。特に英国系アメリカ圏では、「サウンド・オブ・ミュージック」によって本当のトラップ一家の姿が伝説化されていきました。

カルト映画の起源

マリア・フォン・トラップは、1952年に『修道院から世界的成功へ』というタイトルで回想録を書き残した。リチャード・ロジャースとオスカー・ハマースタインは、この本を1959年にミュージカル『サウンド・オブ・ミュージック』として舞台化した。このブロードウェイのヒットは、ジュリー・アンドリュースとクリストファー・プラマーを主演に迎え、ロバート・ワイズ監督によって1964年に映画化された。サウンド・オブ・ミュージック』は1965年にようやく映画公開された。

アカデミー賞受賞の快挙

それ以来、この映画は全世代の心をとらえ、アメリカから日本まで、世界中に忠実なファン層を見出した。サウンド・オブ・ミュージック』が最も成功した映画のひとつになったことは、製作者にとっても驚きだった。アカデミー賞にノミネートされた10部門のうち、作品賞、監督賞、音響賞、脚本賞、ミュージカル化賞の5部門を受賞した。20世紀フォックス・スタジオの真の勝利である！

サウンド・オブ・ミュージックの成功の秘訣

実話に基づいた感動的なストーリーに、思わず口ずさみたくなるキャッチーなメロディー--ミュージカル映画に必要なのはそれだけだ。息をのむような美しいザルツブルクの風景写真や、優れた俳優陣も『サウンド・オブ・ミュージック』の魔法に貢献している。ジュリー・アンドリュースにとって、マリア・フォン・トラップ役はハリウッドでの夢のキャリアの始まりでさえあった。

サウンド・オブ・ミュージックの街としてのザルツブルク

この映画によって、ザルツブルグはサウンド・オブ・ミュージックの街として世界中に知られるようになった： 数多くの名所がロケ地となった。毎年35万人以上の観光客がザルツブルグを訪れ、お気に入りの映画のセットを散策します。サウンド・オブ・ミュージック・ファンにはたまらない！